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【辛口ネタバレ感想】アニメの「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」は駄作!?

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いよいよアニメの「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」が映画館で上映がはじまりました。

「君の名は。」と通ずるところがあって、そのキーワードが時間というところです。

「君の名は。」感動のネタバレ感想をいまさらやってみた

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実はこの映画、アニメより先に実写として公開されているようなんですが、先にストーリーを見てしまうと比較してしまって先入観が入るかもしれないのでとりあえずいきなりアニメから入ることに。

 

おそらく予想されるのは恋愛映画。

こういうの1人で観に行くのは抵抗があるのですが、「君の名は。」を1人で見に行った経験もありますし、とりあえず大丈夫でしょう(笑)

 

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思いっきりネタバレ考察

(画像引用元:映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』公式サイト

 

あらすじ

<< もしもあのとき俺が・・・、もう一度あの日をやり直せたら >>

 

それは少女と少年たちの繰り返す夏の1日の物語。

海辺の町のそれはある夏の1日。

 

夏休み中の登校日から話ははじまる。

母親の再婚がきっかけで転校することが決まっている及川なずな(広瀬すず)は浮かない表情。

 

そんな及川なずなに思いを寄せる2人の少年。

島田典道(菅田将暉)と安雲祐介(宮野真守)だ。

 

プール掃除をすることになっていた2人はプールで水着になっている水泳部のなずなとともに50ḿの水泳の競争をすることに。

 

実はなずなはこの競争で考えていることが・・・

それはこの競争で勝利した方と「かけおち」するということ。

再婚する母親の元から離れて家出するために。

 

競争に勝ったのは祐介。

なずなはかけおちということは秘密にしてその日にある花火大会に祐介を誘います。

 

しかし祐介は好きなはずなのに照れくさいのか、典道(のりみち)のためなのか、競争の後に友達と話していた「打ち上げ花火は横から見たら、丸いのか、平たいのか?」ということを検証するためになずなの誘いを断ることにします。

 

なずなと祐介が待ち合わせしていたのは祐介の父親がやっている病院。

水泳の競争でけがをしてしまった典道に祐介は自分の病院に行くことを勧める。

そしてそこにもし、なずながいたら花火大会を断っておいてくれと典道に伝言します。

 

なずなにそのことを伝えた典道は浴衣姿のなずなと夕暮れの道を歩いていた。

そこに荷物を持って逃げようとしていたなずなに気付いた母親が典道の目の前で連れ戻されることに。

 

何もできなかった典道はふと目の前に転がっていた不思議な玉を投げた・・・その時!

 

時間が巻き戻り同じ一日を繰り返す中で果たしてなずなと典道はどうなってしまうのか・・・

 

<< 花火が上がるとき、恋の奇跡が起きる— >>

 

映像はきれいだったが、実はあの映画と比較すると・・・

(画像引用元:映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』公式サイト

 

どうしても比較検討してしまうのが、名作の「君の名は。」

新海誠監督のあの映像美と比べてしまうとかなり残念な印象を受けてしまいました。

 

いや、でもきれいなんですよ。本当にきれい!

アニメと思えないくらいリアルできれいなんですけど、新海誠監督の映像と比べてしまうと評価を下げざるをえません。

 

あとは人物画なんですが、これに関しても美少女アニメと言いますか、着ている衣装だったり、髪型だったりというものが非現実的な感じでそこにいるような感情のリンクができないんですよね。

 

「君の名は。」に関しては、田舎と都会の描写だったり、そこにいる人物が非常にリアルで高校生の頃の自分に重ねられるところもあったのですが・・・

ここは本当に残念です!

 

声優は頑張っていた

(画像引用元:映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』公式サイト

 

正直見始めからその人物画でげんなりしていたこともあって、島田典道役の菅田将暉さんが悪いわけではないと思うのですが、やっぱり感情移入できない!

おそらくその周りを固めていた声優陣がどうしても映画のアニメというよりも、美少女系アニメの声優感が強かったせいかなとも思います。

 

でも僕は声優の方をほとんど知らないのでどういった作品にでているかはわかりません。

ただこういう映画アニメの声優はアニメのアテレコに慣れていない実写の俳優さんを使った方がリアル感が出るかもと考えるのは僕だけでしょうか。

ジブリ作品や細田守監督作品によくありますよね。大御所俳優さんを起用したりとか。

 

逆に及川なずな役の広瀬すずさんは何か妙にはまっていたような気がしますね。

及川なずなとの歳が近いとか、そういうところに加えておそらくは他の同年代の女子が出てこなかったところかなとは思います。

 

そうなんです!

登場キャラクターの内、16歳の女子として出てくるのは及川なずなだけなんですよ。

だからこそ広瀬すずさんがはまったのかなと。

 

 

ただただ疑問だけが残る後味の悪さ

(画像引用元:映画『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』公式サイト

 

アニメだけを見ているからかもしれませんが、総評してタイトルを「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」に当てはめる必要性があったのかはまず疑問に思うところです。

 

典道と祐介がなずなに対して好きだという思いがあるというのはあらすじでは理解しているのですが、なぜ好きなのかというのはまったくもってわからないですし、祐介の立ち位置がまったくわからず、「恋のライバルなのか?」「いや、でもあまりなずなのことを好きそうに見えないしな」という感じでモヤモヤ。

 

でも最初の水泳勝負に勝ってなずなに花火大会に誘われると舞い上がっているような感じだったのでやっぱり祐介は好きなのかなとというスッキリしない感じでした。

 

それに比べると典道はずっと目でなずなを追いかけているし、すごく意識しているなというのはわかりました。

ただやはりなぜそんなにというところもわからなかったなあ。

 

そして冒頭でも話をしましたが、「君の名は。」と比較してしまう理由としてはやはり時間がきっかけになっているという点。

 

「君の名は。」に関しては時間軸というところでのズレが生じているということでしたが、「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」はタイムリープしているということでしょう。

だから作品的に近いのは僕のふるさとの富山出身の監督である細田守監督の「時をかける少女」じゃないかな。

 

確かにタイムリープする瞬間というのが、音のしかけだったりちょっと見入る場面ではあったのですが、実はこれもよくよく考えると「君の名は。」であった三葉が死んでしまう場面から時間軸の切り替わりで瀧の場面へ移行するときの描写とすごく似てるなって感じました。

 

真似ているわけではないと思うのですが、どうしても重ねてしまいますね。

 

そのタイムリープはというと合計で3回します。

1回目のタイムリープでは同じ場面を繰り返すことでグダグダするかなと思っていたのですが、同じ場面でも微妙にアングルを変えて表現していてこれは素直に「うまい!」と思いましたね。

 

評論家っぽく言っていますけど、実際に気付いている人はいるのかな?

要はタイムリープしたことによってすでに別の物語に移行しているよっていう表現なのかなとは思いました。

 

2回目のタイムリープでは逆に別の物語に移行しているのですが、ちょっと手抜き感があったのかなと言わざるをえません。

なんかぼやっと移行したよなっていう感じ。

 

3回目のタイムリープの瞬間では正直驚きましたね。

「おい!祐介!!何やってんだ!」

って感じで2回目から3回目のタイムリープまでの流れで祐介ってそんなになずなのことが好きだったの?っていうぐらいの執着をみせましたから。

あれはもっと何かできただろうとストーリーの構成を疑ってしまいました(笑)

 

2回目から3回目のタイムリープではもう1つ、なんか納得できないというか別にいらなかったんじゃないかなというところが。

それはなずなが歌いだしてしまったところ。

しかもその場面を妙に引っ張ってしまっているところ。

 

実写版をオマージュした作品かはわからないですが、その頃の年代に合わせたのか、なずなが歌ったのが松田聖子さんの「瑠璃色の地球」です。

意外だったのはなずな役の広瀬すずさんがわりと歌がうまかったところかな(笑)

 

僕が一番わけがわからなくなったのは3回目のタイムリープの後。

不思議な玉を投げるとタイムリープしていたのですが、だけどそれは自分の思いを叶えてくれる玉であって、今いる世界は典道が作り出した世界と言っている点。

あらやす
いやーー、もうわけわかんね!(笑)

 

そして花火師のおっちゃんが出てきてそのあたりに転がっていた不思議な玉を花火の玉と間違えて打ち上げてしまうんですけど・・・

あらやす
いやーー、もうわけわかんね!(笑)そもそも最初と玉の大きさ違わねーか?

 

そして、そして打ち上がった不思議な玉はガラスのように割れてしまい、破片に映し出されるものが、自分たちの理想の未来といったところでしょうか。

あらやす
いやーー、もうわけわかんね!(笑)そもそもこの不思議な玉の正体は?

 

それでラストはなずなと典道が結ばれて、下からというより海の中から花火を見上げるのですが・・・

本当に3回目のタイムリープの後からは全然意味がわからなかったです。

 

エンドロールの最後なんて、なずなは引っ越していないのはわかるんですが、教室にいなくてはならない典道さえも登場することなくエンドロールでしたからね。

 

都市伝説としてはアリなストーリーなのかなと思いました。

実は劇中で出てきた恐ろしいワードがあったわけですよ。

それが「心中」

もしかしたらかけおちではなくて心中してしまったというオチということで締めときましょうか(笑)

 

唯一良かった主題歌を歌うDAOKO×米津玄師とは?

エンドロールで流れてきた主題歌は妙に良かったですね。

ただ単に本作の方が面白くなかったというだけでしょうか(笑)

 

歌っているのがDAOKOさんという方と米津玄師さんという方。

DAOKOさんはニコニコ動画でアップしたのをきっかけに業界に入ってきているようです。

結構CMやアニメで楽曲が使用されているようなので、これから注目されるかもしれませんね。

 

米津玄師はまずなんて呼ぶの?ってところですよね(笑)

「よねづ けんし」と呼ぶらしいです。

 

僕は知らなかったのですが、レコード大賞で優秀アルバム賞を受賞しているとか。

確かに歌声は甘い感じで聞いていて心地よかったですね。

 

まとめ

近年のアニメ業界は宮崎駿監督の引退報道があって以来、何かと注目されていますし、実際に新海誠監督や細田守監督といった次世代のアニメーターが世に出てきているだけに辛口で評価せざるをえません。

 

オマージュ作品だったとしても「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」ってタイトルそもそも長くないですか?

せめて略して「打ち花」ぐらいで世に広まればいいですけど、今回観た限りでは万人受けはしないかな。

 

万人受けしている作品は分母が大きいだけに一部批判されていても面白いと思っている人が大勢いるわけですからね。

たまに夏限定とかで金曜ロードショーで放映される「サマーウォーズ」。

富山出身の細田守監督の名作で万人受けしている作品だと思いますのでぜひ観ることをおすすめします!

主人公の声優も神木隆之介さんっていうところもありますから見ごたえ十分。

 

アニメ作品にはこれからも注目していきますが、僕はやっぱり映像よりもストーリーは大切かなとは思います。

逆に今回のように映像があまり好みでなかったとしても、ストーリーで全然挽回できますからね。

  • この記事を書いた人

あらやす

管理人のあらやすです。石川県在住の個人企業型フリーランス。クソまじめ、バツイチ、難病(多発性硬化症)、ミニマリストと肩書がやたら多いライターです。自己満足することでライフスタイルや出会いに幸せの価値を見出しています!

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