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【ネタバレ感想】「君の膵臓をたべたい」で価値と選択について学んだよ

更新日:

石川県出身の浜辺美波さんが出演しているということで気になっていた「君の膵臓をたべたい」がいよいよレンタルされたのでさっそく観てみました。

 

いやー良かった、良かったですよ。

最近観る映画がすべて当たっているような気がするのですけど、浜辺美波さんはまだまだ伸びる女優さんでいてほしい!

 

なんで上から目線やねん!!

自分でも突っ込みを入れたくもなるのですが、他にも出演されていた小栗旬さんも良かった。

良かったのですが、特に若い2人の俳優さんが良かったです。

 

演技に関してはまだまだかもしれないですけど、逆にそれが良かったかなと思える感じで、すごく感情移入してしまって泣けました。

 

タイトルが気になるかもしれませんが、それに関係なく僕は特に生きる価値、1日の価値、そして自分の選択ということについて学ばせてもらいましたね。

 

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映画「君の膵臓をたべたい」のネタバレ考察

(画像引用元:映画『君の膵臓をたべたい』オフィシャルサイト

 

簡単なあらすじ

母校で教師をやっている【僕】(小栗旬)は授業をやっていても何か身が入らない様子。

 

なぜ教師をやっているのか?

そういうことを考えながら日々を過ごしている。

 

あるとき、図書館の取り壊しのため、図書委員と書籍の整理をすることに。

自分が在校していたときも図書委員をやっていたことを生徒と話す中で【君】(浜辺美波)のことを思い出していく。

 

【僕】(北村匠海)は高校時代に偶然【君】の秘密を知ることに。

それが【君】が病気であって余命間もないということだった。

 

それをきっかけにクラスでも目立たたない【僕】は図書委員になった【君】と共に過ごしていくようになる。

病気のことは家族以外知らない秘密として...

 

病気とは思えないそぶりの【君】に、【僕】は次第に距離を縮めていくわけだが...

終わりはあっけなく訪れてしまうのであった。

 

そんなことを思い出していく内に【僕】は共に過ごした【君】の本当に言いたかったことを図書館で12年越しで知ることになる。

 

そして30歳になった【僕】は走り出すのであった。

 

※以下観ていないならネタバレを含むので注意してくださいね。

 

映画「君の膵臓をたべたい」のストーリーをネタバレ考察

(画像引用元:映画『君の膵臓をたべたい』オフィシャルサイト

 

現代の自分と過去の自分を行ったり来たりとよくあるパターンです。

高校時代に盲腸で病院を訪れていた地味なクラスメイトの【僕】は偶然クラスの人気者である山内桜良がつけていた「共病文庫」という日記から余命間もない膵臓の病気であることを知ります。

 

出会いがラブコメチックだなと期待感が薄れていたわけなんですけど、まあこれはこれでいいかと見続けます。

 

桜良は【僕】と同じ図書委員になります。

秘密をしってしまった【僕】は監視されていると思って距離を縮めようとは思っていない様子。

それもあってか【僕】は桜良のことを【君】と呼び、それを真似して桜良は【僕】のことを【君】と呼ぶ妙な関係です。

 

図書委員の仕事として書籍の分類番号が違うと【僕】は指摘するのですが、桜良は「頑張って探した方が宝物探しみたいで面白い」というわけ。

この言葉が終盤にきてかなりのキーワードとなります。

 

そして桜良は勝手に【僕】とのデートを勝手にセッティングします。

ここまで観る限りなのですが...

あらやす
魔性の女として見えません!!

 

ノコノコとデートの場所にくる【僕】の感情はよくわかりませんでしたが、桜良は自分が余命間もない病気であることを知ったにもかかわらず、平然としていられる【僕】に興味を持ったようですね。

 

【僕】が言うには「当の本人が笑っているのに他人が悲しむのはお門違いでしょ」というわけ。

今文章にしていても思うのですが、これも終盤にきて意味があって、1番泣いてしまったシーンになるのです...

 

なぜ家族以外の【僕】にしか病気のことを話さないのか?

という疑問はあるわけですが、お門違いと割り切って付き合ってくれる【僕】には唯一普通の生活、いわゆる日常を自分に与えてくれている存在だと安心感があるのでしょう。

 

要は病気だということで他人行儀になったり、気を遣われるということが嫌なのでしょうね。

だから親友の恭子(大友花恋)にも病気の話は一切していないのです。

 

(画像引用元:映画『君の膵臓をたべたい』オフィシャルサイト

 

死ぬまで行きたいところはどこかと聞かれて、桜良は【僕】と博多へ1泊の旅行へ出かけます。

親にはもちろん、【僕】にさえも内緒で...

 

普通の男だったら勘違いしそうなシチュエーションです。

それでも動揺はするものの【僕】はすんなりと状況を受け入れるのは、やはり桜良に対して気がないからなんですかね?

 

でも旅行帰りには【僕】は「楽しかった」というわけ。

あらやす
もう好きなのか?わかんね~!

 

間違いなく距離が縮まっているのはわかるのですが、お互いがどういう気持ちでいるのかってところは全然見えません。

このあたりで恋愛要素よりも何か他にあるのかなとある意味期待感は出てきました。

 

 

そのときに桜良が言ったことが「私が死んだら膵臓を食べてもいいよ」ということ。

「人に膵臓を食べてもらとその人の中で魂が生き続ける」という新たなキーワードがでてきます。

本当は生きたい!という心の表れを心許している【僕】に打ち明けたのでしょう。

 

しばらくしたあるとき、家に来ないかと桜良は【僕】に言うのですが、

あらやす
あれ!?ムフフな展開があるのか?

とまったく読めない展開になりました。

 

しかし、桜良の死ぬまでにやりたいことの中に好きでもない人とそういった関係になるということが含まれていたみたい。

本心なのか、それともただ【僕】に対しての好きという表れなのか...

 

 

その後茶番劇みたいのを挟んで、【僕】は劣等感からか、「偶然出会っただけの自分みたいなやつがそばにいてもいいのか?」と桜良に問います。

 

桜良は「偶然でもなく運命でもなく、そのとき、その場所で、自分たちが選択した答えが今ここにある」と答えます。

こう聞くと確かに偶然ではないとしたら運命なのでは?

とロマンティックに考えてしまいそうですけど、運命なんて結局は都合の良い解釈だよなあ。

 

だって自分の選択次第で答えは変わってくるわけですから、目の前に仮に運命の人がいたって、自分がそれを選択しなかったら繋がる可能性だってありませんからね。

 

そんな中、桜良は入院してしまいます。

親友の恭子は当然病気だとは気付いていませんが、【僕】は病気との関係性があると心配してお見舞いに行きます。

すぐに心配してかけつけるあたりが、友達以上の何かを感じてもお互い良いと思うのですが...

 

ある夜さらに入院が伸びたということで桜良は【僕】に電話で連絡するのですが、やはり【僕】は心配で駆け付けます。

電話での反応がおかしかったと。

 

桜良は「私に生きててほしいの?」と【僕】に問います。

常に笑顔でいる桜良ですけど実は不安だったんでしょうね。

 

その問いに対して【僕】は「とても」と答えるわけ。

あらやす
人にあまり感情を見せないはずの【僕】の素直さがいい!!

 

そして桜良はうれしくてハグをするのですが、恋愛以上の何かが見えたような気がして涙が出てしまいました。

かたくなに自分の領域を守ろうとしていた【僕】の心を実はこれだけ桜良が踏み込めていたのだなと。

 

退院したら今度はまた旅行に行こうと約束するまで、積極的にかかわろうとする【僕】にはもう恋愛感情があるのでは?と思ってしまうのですが、正直それを超越したものは感じますね。

北村匠海さんの演技がうまいのかな。

 

そしていざ退院した桜良は旅行のため、【僕】の元に向かうのですが、その間【僕】は桜良にメールを打ちます。

これまで思いをすべてつづるように。

 

そこには輝いている桜良のようになりたいということ。

人と関わって生きているという実感を感じられるように。

 

しかしそのメッセージを送るのを思いとどまり、最後に選択した言葉が「君の膵臓をたべたい」ということ。

「人に膵臓を食べてもらとその人の中で魂が生き続ける」

ここに繋がるのかと感心してしまいましたよ。

 

【僕】の元へ向かう桜良はというと...

急展開で死んでしまうので信じられない展開にもうげんなりですよ。

 

でもそこにもちゃんと意味があって、劇中にもあった「一日の価値は誰でも一緒で、明日どうなるかわからない」ということでしょう。

 

現実を受けいられない【僕】はしばらく引きこもりになるのですが、ここまで桜良が死んでしまったことに一切涙を見せることはありません。

いったいどういう心境なのか?

 

1ヶ月して桜良の家に行くわけですが、母親から「共病文庫」を渡されます。

そこにつづられた桜良目線の【僕】との出会いからの内容にもう涙せずには見られませんでした。

この時、この瞬間に実は桜良はこんな思いで【僕】と接していたということに。

 

そしてそれをすべて知ったときの【僕】の言葉。

「お門違いだと思いますけどもう泣いていいですか?」

僕も大号泣です!

たぶん何度見てもこの場面では泣いてしまいそうです。

 

最初は他人だから悲しむのはお門違いだと言っていた【僕】がやはり桜良の存在がそれだけ大きかったという本音を見せた瞬間でしょうね。

全編を通して北村匠海さんの演技には拍手以外ありません!

 

現在に戻り、図書委員の生徒から書籍の分類番号の900番台だけが整理されていないと言われるわけ。

そこで思い出したことが、序盤で桜良が言っていた「頑張って探した方が宝物探しみたいで面白い」ということ。

 

そして図書館で見つけた桜良からの12年越しの親友の恭子(北川景子)と【僕】へのメッセージ。

ようやくここで【僕】の本名が「志賀春樹」であることがわかります。

 

本当は桜良は「春樹」と名前で呼びたかったんですね。

そして「君」と呼ばれることは不本意だっということ。

お互いに名前で呼び合いたかったんですね。

 

そしてそして、【僕】が桜良になりたいと感じていたように、実は桜良も自分自身を持っている【僕】のようになりたかったと。

それが桜良からしても「君の膵臓をたべたい」という結果に繋がるわけです。

 

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U-NEXTでは見放題の作品が多いのでそれだけを観ていても全然最新作を消化できません。

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もはや実店舗にレンタルしに行く気になんてなれません。

休日に行こうものなら駐車場はいっぱいですし、下手したら目的の作品がすべてレンタル中で借りられない!

なんてことも良くありましたし...

 

そういった面では会員登録さえしておけばどこでも観ることができるU-NEXTはやはりおすすめとしか言いようがありません。

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U-NEXTについてはこちらでもレビューしているのでぜひ参考にしてみてください。

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まとめ

(画像引用元:映画『君の膵臓をたべたい』オフィシャルサイト

 

確かに僕も病気になってしまったという現実はあるにせよ、今日明日と迎えるのはほとんどの人が同じなんですよね。

 

今日明日明後日と何気なく過ごすのではなくて、何か意味を持って毎日を過ごしたいと思わせてくれる、力強いメッセージがある映画だと感じました。

 

そしてそうやって過ごす毎日の中には偶然や運命は無くて、自分が選択した結果があるということ。

選択した先にあるのは実は1人ではなくて誰かに支えられていることもあるということを実感できる良い作品でした。

 

小栗旬さんは相変わらずの演技力で人を引き付けるものがありましたけど、それよりも若手の2人の俳優さんは本当に評価したい。

 

浜辺美波さんは石川県出身ということでかなりひいき目で観ていましたけど、それでもまだ若いですから将来性のある演技をされていたと感じましたよ。

 

それよりも北村匠海さんの一挙手一投足が僕にとっては響くものがあって、すごく感情移入してしまいました。

ぜひ注目して観ていただきたいものです。

  • この記事を書いた人

あらやす

管理人のあらやすです。石川県在住の個人企業型フリーランス。クソまじめ、バツイチ、難病(多発性硬化症)、ミニマリストと肩書がやたら多いライターです。自己満足することでライフスタイルや出会いに幸せの価値を見出しています!

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