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リメイク映画「オリエント急行殺人事件」で感じた正義のネタバレ感想

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1974年に公開された映画「オリエント急行殺人事件」が2017年版としてリメイク公開されました。

 

見終えた後の率直な感想としてはその衝撃のラストに見ごたえもありましたし、”善と悪の中間”、そして”正義はどこにあるのか”、ということを人としてものすごく考えさせられましたね。

 

それを考えたときに感慨深いものがこみ上げてきて、涙しそうになりました。

歳を取るにつれて涙もろくなって駄目ですね(笑)

 

まあでもリメイクされる理由がわかる気もします。

そんなリメイク映画「オリエント急行殺人事件」のネタバレ感想をはじめていきましょう。

 

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リメイク映画「オリエント急行殺人事件」のネタバレ感想

(画像引用元:映画『オリエント急行殺人事件』オフィシャルサイト

 

簡単なあらすじ

エルサレムの教会で起こった事件の犯人を鮮やかに見抜く名探偵のポアロ(ケネス・ブラナー)。

この事件を終えて休暇をとろうとしていたところに新たな事件依頼が。

 

急遽ロンドンの事件現場に向かうべくオリエント急行の重役であるブーク(トム・ベイトマン)に乗車の手配をしてもらう。

冬季は混雑しないとブークは言いながらも実際はいろんな乗客が乗車しているようだ。

 

そんな中、一人の乗客であるラチェット(ジョニー・デップ)に話しかけられるポアロ。

その内容というのが、骨董商を営んでいるラチェットが偽物を販売したことによって脅迫を受けているために警護をしてほしいということだった。

 

偽物を販売するような悪の依頼は受けられないときっぱり断るポアロ。

 

しばらく列車は走っていたが、雪崩によって立往生せざるを得ない状況に。

そして...そこで起こってしまった殺人事件。

殺されたのはなんとラチェットであった。

 

乗客に話を聞くも中々解決にいたらないポアロは部屋に残されていた手紙からラチェットの謎に気付くことに。

 

ラチェットに隠されていた謎とは?

犯人はオリエント急行に乗っている乗客なのか?

外部から侵入してきた犯人がいるのか...

 

※以下観ていないならネタバレを含むので注意してくださいね。

 

リメイク映画「オリエント急行殺人事件」のストーリー考察

教会から盗みを働いた犯人を特定するポアロの推理からはじまります。

序盤は推理というより次に起こることを予知しているかのごとく、先回りで犯人を追い詰めるもんですから...

 

あらやす
ミステリーかと思っていたけど、特殊能力の持ち主なのか?

と疑問を持ったのですが、これこそがラストのポアロの言葉に繋がるものだとは当然気付くはずもありません。

 

犯人を捕まえた後に言っていた言葉こそが意味深いものだったんですね。

「善と悪の中間はない」

悪の考えていることはわかりやすいということも含めて言いたかったことなのかなと思います。

それだけポアロには正義に強いこだわりがあるのがわかります。

 

事件を解決したポアロはまたロンドンでの事件依頼を受けて、友人のブークの提案でオリエント急行という豪華列車で3日間かけてイギリスに向かうことになります。

 

列車内にいる人たちはそんなに多くないようですね。

豪華列車なだけに部屋を用意するとなると、15名ほどが限界ということなのでしょう。

 

そんな乗客の中でひときわ目立つ存在がラチェット。

いかにも悪そうな匂いがプンプンします。

 

あらやす
ジョニー・デップって案外こういうキャラがはまってるよな

そう、なんとなくジョニー・デップが悪役っぽいキャラの方が合っているような気がするのは僕だけでしょうか(笑)

 

しかし何かに怯えているような表情でもあるラチェット。

自分が骨董商として偽物を販売したことによって命を狙われていると感じているんですよね。

だから警護の依頼をポアロにするのですが、正義を貫くポアロは銃で脅されてもかたくなに断るんです。

 

あらやす
信念を貫けるところがかっこいいっす!

 

順調に走っていたかと思われていたところに雷による雪崩が発生。

オリエント急行は道を遮断されてしまいます。

そしてそれとともに気付く殺人事件。

それはラチェットが何者かに刺殺されていたということなんです。

 

ポアロはブークに犯人捜しを依頼されるも最初は断るんですよね。

理由が休暇でオリエント急行に乗ったからということ。

だけどブークに正義を促されると急にやる気になるあたりが単純かつ信念を感じてなりません。

 

ポアロとブークを除く、車掌を含めた乗客13名すべてが容疑者候補に。

1人1人話を聞いていく中で、アリバイとして本当のことを言っているのか、誰かが嘘をついているのか、ということがわからず序盤であれだけカンがするどかったポアロが苦戦しまくるわけ。

 

あらやす
ポアロでわからなかったら犯人のトリックはさぞかしすごいんでしょ

と謎解きの期待感が膨らみつつ、全員が怪しすぎて僕も犯人の予測すらたちませんでした。

 

そんな中でわかった1つの事実。

それがラチェットは偽名で本名が「カセッティ」だったということ。

しかもこのカセッティという人物がクソ悪党で、アームストロング誘拐事件の犯人だということがわかるわけ。

 

アームストロング誘拐事件とは、当時3歳のデイジー・アームストロングを誘拐して、身代金をもらっているにもかかわらず殺害したという忌まわしい内容なんです。

 

ここから復讐の要素がでてくるわけなんですが、乗客の中にアームストロング家にかかわる人が多いんですよ。

 

あらやす
逆にわからなくなってきたぞ!

全員が怪しいにもかかわらず、アームストロング事件によってますます犯人がわからなくなってきました。僕はね...

 

だけどポアロは確信に変わったようで、一同を集めた目の前で推理を話すわけ。

2つの仮説があるとしてね。

1つは「外部の何者かがラチェットを殺害し既に逃亡した。」かもしれないということ。

もう1つは...

 

 

 

 

いや、でも妙に納得してしましました。

それぞれがそれぞれの使命感で動いていて、何が善で、何が悪なのか、正義がどこにあるのかが本当にわからなくなるという展開でした。

 

「善と悪の中間はない」

と序盤に言っていたポアロだったのですが、この事件の後ポアロが最後に思ったことがこれ。

「善と悪を天秤にかけるのは難しい」

 

かたくなに正義を貫いていたポアロがこの言葉を発したときに、実際に世間で起こる事件などに照らし合わせてしまい、ポアロの気持ちがリンクしたかのようにこみ上げてくる何かがありました。

 

日本でも映画「オリエント急行殺人事件」がリメイクされていた!

三谷幸喜さんの脚本で日本でもリメイクされているようです。

野村萬斎さんが探偵役として、枠を固める俳優もそうそうたる顔ぶれ。

舞台っぽく観れる作品ではないかと勝手に思っていますが、本作との違いにも興味があるのでぜひ観ようと思います。

 

まとめ

ミステリーものなのでネタバレと言いつつも結末は伏せておきました。

初見で観るのであれば犯人を予想しながら自分なりの推理を楽しむのがミステリー映画の醍醐味だと思っているのでね。

 

ミステリー映画としても単純に楽しめますが、僕はそれよりも人種差別であったり、凄惨な事件などにも隠されている社会が裏テーマにあるような気がしてなりませんでした。

 

「善と悪」「正義を貫く」

これがいかに難しいかということです。

これからも取り上げていきたいテーマではありますね。

  • この記事を書いた人

あらやす

管理人のあらやすです。石川県在住の個人企業型フリーランス。クソまじめ、バツイチ、難病(多発性硬化症)、ミニマリストと肩書がやたら多いライターです。自己満足することでライフスタイルや出会いに幸せの価値を見出しています!

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