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【ネタバレ感想】映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」は実写版ジブリの世界だった

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映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」は世界観が...

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実写版ジブリ!

って感じでファンタジーでありつつも、すごく愛を感じさせられた映画でした。

 

いや~、マジで面白かったです。

エンドロールまで観た方が絶対に良いと言える映画でもあります。

劇中での回収がまさかエンドロールでされるとはと感動すらしてしまいましたからね。

 

ぜひ恋人や夫婦で映画館に足を運ぶことをおすすめします!

 

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映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」のネタバレ考察いってみよう!

(画像引用元:映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」公式サイト

 

簡単なあらすじ

代々受け継いできた鎌倉の家に暮らしている作家の一色正和(堺雅人)。

そんな正和のもとに嫁いできた23歳とまだまだ若い妻の亜紀子(高畑充希)。

 

歳の差はあるにせよ、それを感じさせないぐらい仲睦ましい生活を送っていた。

しかし亜紀子はまだ知らなかった。

この鎌倉という土地が実は魔物や幽霊、そして黄泉の国へと道案内する死神(安藤サクラ)が普通に暮らしていることなど...

 

そんな生活のある日のこと、亜紀子は魔物の仕業で階段から踏み外し亡くなってしまった。

いかに亜紀子の存在が大きかったことに気付いた正和は自分の死をも恐れずに亜紀子を連れ戻すために単身黄泉の国へ向かう。

 

そこで出会う正和にとっての重要な人物とは?

そして正和と亜紀子の運命はどうなってしまうのか?

 

※以下観ていないならネタバレを含むので注意してくださいね。

 

映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」には原作漫画が存在する

今まで観てきた映画はほとんど原作を知らずに観に行くことが多かったのですが、実はこの「鎌倉ものがたり」の原作を意外にも知っていました。

 

なんでかというと、自分の母親がこの原作漫画が好きで集めていたんですね。

設定自体は、役柄や鎌倉を舞台にしているのは同じです。

内容としては基本的に1話完結型の奇妙な推理漫画というところでしょうか。

 

1話ごとに事件が起こるんですけど、そこに関わってくるのが魔物や幽霊といった奇妙なものばかり。

作家でありながら事件解決のために警察に協力しているのが正和です。

 

この原作が映画になると知ったときにどういった世界観になるのだろうかと楽しみにしていたのですが、原作の設定を守りながらも山崎貴さんが監督をしたことによって見事なVFXの世界に生まれ変わったということは間違いありません。

 

つい先日こちらの映画レビューでも日本のVFXの将来性については期待していることを書いたばかりでしたね。

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さらにはあまり漫画では描かれていない、夫婦愛についてもたっぷりと盛り込んであって原作とは全く違う楽しみ方ができました。

まさにこの映画のタイトルにあるとおりDESTINY【運命】というところで世界観、ストーリーともに感動できる大作だと感じましたよ。

 

映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」のストーリー考察

鎌倉は一度も行ったことがないのですけど、その土地のイメージがわかりやすい日常の風景からはじまってなんだかほっこりしましたね。

 

まさに劇中で正和が言っていた「東京と鎌倉では時間の流れが違う」というのんびりとした演出でわかりやすかったです。

 

しかしそのほっこりムードがかなり長い間続くといった感じ。

だるくなる感はあったものの、実はストーリーが動き出した後の展開に重要な要素をいくつも盛り込んでいたというのは後からわかるわけですが。

 

まずは正和が亜紀子に「納戸は絶対に開けるな」というところで、何か魔物がいるのかと期待していたのですが、ただの正和の趣味である電車の数々が眠っている部屋だったということ。

 

しかし正和も知らない「甲滝五四朗」の小説を発見したことが後々のキーとなります。

そしてもう1つのキーとなるのは何気なく亜紀子が広げた掛け軸もエンドロールで流れる感動のアイテムの1つです。

 

特に序盤の重要な場面としては魔物が集まる夜市の存在。

ここでもエンドロールで流れる感動のアイテムの1つが何気なく触れられています。

 

そして怪しい魔物が1人。

毒キノコを亜紀子に買わせるわけですが、その理由はこの時点では不明。

結果的にそれがわからなかった正和と亜紀子は食べて幽体離脱しそうになります。

実は幽体離脱もポイントです。

 

また夜市でわかったことがもう1つ。

魔物だけではなく、幽霊も実体として存在することもできるということ。

しかしこれには死神との契約が必要だということも重要な要素となります。

 

その出会った幽霊の優子(吉行和子)は1人になった旦那さん(橋爪功)が心配で幽霊と契約を交わしたということなんです。

しかし先長くなく亡くなった旦那さんとともに優子は黄泉の国へ単コロと呼ばれる電車で向かいます。

 

ここで出てきた死神の存在。

このキャラクターが死神っぽくない軽さでたまらなく好きです。

誰なんだろうとはじめ気付かなかったのですが、その声に特徴があって...

 

もしかして安藤サクラさんか!

とイメージと違う雰囲気に驚きましたね。

 

そしてここで出てきた正和のトラウマというべき過去の話。

それが自分は父親と母親の子供ではなくて、母親が甲滝五四朗と密会しているのを見て、その子供ではないかとずっと思ってきたということ。

それを聞いたそのときの亜紀子の優しさに...

 

あらやす
こんな若くして相手のことを思いやれる人がいるのか

と思うとともに、優子とその旦那の年老いても仲睦ましい様子と正和と亜紀子の描写で夫婦の愛を感じてなりませんでした。

本当にこういった夫婦でありたいなとまさに僕が思う理想な形でもあったわけです。

 

ストーリーは進み、ある日殺人事件が起こり、鎌倉警察署の心霊捜査課に協力している正和はその推理力でなんなく事件を解決します。

この辺は原作の設定をちゃんと盛り込んだという意味と関わる警察官の能力を後のストーリーに生かすための布石といったところでしょうね。

 

そんな中、正和の家に取り付いてしまった貧乏神(田中泯)。

貧乏神だからという理由で出て行けと正和は言うわけですが、亜紀子は元々貧乏なんだし、いてもいいじゃないと言うわけ。

今まで感じたことのない優しさに触れた貧乏神は亜紀子にもらってほしいと1つの茶碗をプレゼントします。

この茶碗もポイントです。

そしてまたもや出てくるエンドロールアイテム。

 

ところどころ話が変わるのですが、今度は正和の担当者であった本田(堤真一)が亡くなってしまうわけ。

そこでまたしても出てきたキャラクターの濃い死神。

 

本田は娘もまだ幼く、家族が心配だと死神に契約したいと申し出るのですが、現在は親しい人の寿命をもらうことでしか契約できないと言います。

 

それはできないと言ったときに死神から裏技を教えてもらうことに。

それが魔物に転生をするということだったのですが...

 

あらやす
結局その姿になると家族に会えないんじゃないのかい!

案の定、蛙の魔物姿になった本田は家族に会えないけどバイトをしながらお金だけを送ることになりました。

 

そこで本田の奥さん(市川実日子)に思いを寄せるヒロシ(ムロツヨシ)が家族ぐるみで付き合いだすわけですが、気が気じゃない本田はヒロシに忠告をしに行きます。

 

しかし、それはヒロシの本音を試すものだったわけです。

そこで本当にヒロシが奥さんのことを愛していると知った本田は引き下がるわけですが、そんな本田の気持ちに離婚した僕もちょっと同じような気持ちを持ってしまいました。

 

実際に僕も別れたといっても元奥さんと子供には幸せになってもらいたいですから、本当に思ってくれる新しい人と一緒になってくれるのは一番いいと思いながらも、上辺だけだったり、子供を傷つけるような奴だったら許せないですしね。

 

離れても家族としてのは無くならないということです。

 

 

話は進み、亜紀子はある魔物の仕業で階段から踏み外し、霊体となってしまいます。

このある魔物というのが毒キノコを亜紀子に売りつけた魔物と同じなのでここでもなぜ亜紀子に執着するのかがよくわかりませんでした。

 

鎌倉では霊体も実在しているのと同じなので正和はしばらく亜紀子が霊体だとは気付かないんですね。

しかし死神が亜紀子に近づいたときにはじめて気付くわけ。

 

しかも亜紀子が霊体としても実体としてこの世に存在できた理由が、死神との契約にもあった親しい人の寿命をもらって存在するということ。

そう、正和のエネルギーを元に亜紀子は存在できていたんです。

 

亜紀子自身がそれを知ったときに死んだ人間として黄泉の国へ早く行かなければ正和に影響が出てしまうということで手紙を残して去っていきます。

その手紙を見た正和は必死で追いかけるわけ。

追いつかないんでしょって思ってたら...

 

でもこの場面ではお互いの思いやる愛情にちょっとうるっときてしまいました。

 

それでも納得のいかない正和は死神とある話をします。

そこで死神が話したことが亜紀子は本来寿命はもっと長いのに何かの手違いで死ぬことになってしまったということ。

しかし本来の肉体が見つからないから黄泉の国へ連れて行かざるをえなかったということがわかります。

 

だったらと正和は懸命に亜紀子の肉体を探すのですが、そこで一役買ったのが心霊捜査課の面々。

特に稲荷刑事(要潤)がただの人間ではなくて狐の血が混ざった半人間という場面での捜査のやり方に面白くて吹き出しそうになりましたよ。

 

あっけなく、亜紀子の肉体は見つかるのですが、やはり裏で誰かが仕組んだことだということがわかります。

 

肉体が見つかった以上、あとは黄泉の国へ行って亜紀子を連れ戻すだけ。

ただ黄泉の国へ行くのに正和自身も霊体である必要があるから、そこで毒キノコを食べたときのことを思い出して、幽体離脱するんですね。

 

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なるほど!のらりくらりの序盤から結構繋がるわけですな

そして甲滝五四朗の小説が実は実体験を元にしたものであることもわかります。

そこで黄泉の国への行き方がわかるんですね。

 

実際に黄泉の国へ行ったあと、正和は家政婦のキン(中村玉緒)から渡された甲滝五四朗が住むという住所に複雑な心境で向かいます。

 

正和が黄泉の国へ入ったときは本当にファンタジーなVFXの世界観を楽しめます。

音楽もその場面に溶け込んでおり、率直に感じたことが実写版のジブリの世界だなと。

この技術は本当に日本のレベルが上がってきている証拠だなと感じましたよ。

(画像引用元:映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」公式サイト

 

正和は住所を頼りに向かった先に現れたのはなんと!

正和の母親でした。その後に続くのは甲滝五四朗。

正和はやはり自分が隠し子だったのかと意気消沈するのですが...

 

あらやす
そういう事実があったんだね

とちょっと僕自身も安心するとともに、夫婦愛と家族愛が見れてほっこりとした気分になりました。

 

そこで黄泉の国では見え方が人よって違い、想像することで具現化もできてしまうということがわかるわけ。

 

そして死神から亜紀子の行方の情報として得られたのが天頭鬼に囲われているということ。

そう、亜紀子は最初からこの天頭鬼に付け狙われていて、仕組まれていたことなんです。

 

正和は亜紀子を助けに行くわけなんですが、そもそも天頭鬼が亜紀子に執着する理由が夫婦の関係になりたいということだったんですね。

しかもここでわかった事実が正和と亜紀子は転生を繰り返しながらその度に結ばれ続けていた関係、まさしく運命の関係だったということがわかります。

 

天頭鬼は転生するごとに亜紀子に執着しては正和に邪魔され続けてきていることにけりをつけたいようですね。

 

最終的に貧乏神からもらった茶碗が、貧乏神と言えども「神のアイテム」として大活躍するという、ここでも序盤の布石が生きてきているという考えられたストーリーになっていました。

 

そして迎えるエンドロール。

必ず観た方がいいと言える理由として、それぞれの序盤で軽く触れられるアイテムが実は正和と亜紀子が時代ごとに転生を繰り返しては天頭鬼から亜紀子を守り続けてきたという事実を物語ったアイテムだったということがわかります。

 

最後の最後に見事にアイテムの布石を回収するとともに、時代ごとの変わらぬ愛を見せつけられた感覚になってしまい、まさかエンドロールで感動してしまったというオチでございます。

 

そのエンドロールにまた見事にマッチしていたのが宇多田ヒカルさんの主題歌「あなた」です。

いつ聞いても記憶に残る歌声なんですけど、エンドロールで感じた愛というの名の感動を助長してくれる歌でしたよ。

エンドロールが終わってからもしばらく余韻に浸ることができました。

 

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まとめ

映像はもちろん素晴らしかったです。

山崎貴監督の作品は世界に誇れるVFXの世界を表現されていると感じます。

 

それよりも原作漫画ではあまり語られない愛情の部分をよく表現されていたのを僕は大いに評価したいですね。

正和と亜紀子の夫婦愛だけではなく、年老いてからの夫婦関係、死別したとしてもきっと幸せを願って見守ってくれているであろうという思い。

 

こんな理想の夫婦関係を持てる人に巡り合いたいと心の底から思いましたし、そう思ったからこそ、この映画はぜひともご夫婦か、もしくは愛する人と観に行ってもらいたいと言わざるを得ない作品だと感じました。

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あらやす

管理人のあらやすです。石川県在住の個人企業型フリーランス。クソまじめ、バツイチ、難病(多発性硬化症)、ミニマリストと肩書がやたら多いライターです。自己満足することでライフスタイルや出会いに幸せの価値を見出しています!

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